僕の夏休み

8月13日から函館を離れて道央の方へ帰省させて頂きました。

帰省中町のお祭りを見ていると「石炭担ぎレース出場者募集中」という

案内が目に止まりました。

その内容は500mを30㎏の石炭を担いで走り抜け、そのタイムを競う

というもの。

ちょうど当日は下の娘の誕生日。出場者にはレース中に着るTシャツが

配られるし、いい記念になると思い参加を決意。

もちろんその時には「楽勝だ」という気持ちもありました。

そして、いざ開会式の時間に現地へ到着すると、そこにいるのはどこか

らどう見ても屈強そうな男ばかり。

筋肉はモリモリ、さらに服装もマラソン仕様の本格的な出で立ち。

きけば自衛隊とか消防士とか日頃から体を鍛えている人ばかり

そんななか、軽い気持ちで行った僕は普段用半ズボンにサンダルで望みました。

レースが始まるとみんな早い。

この時点でだいぶ不安もあり、無様な走りをしそうな緊張感と戦ってい

ました。

僕は最終組で、どの位のタイムが決勝にいけるか事前に分かっていたの

で、「上位は無理、決勝行きギリギリでもいい」という気持ちで挑みま

した。

順番が来てレースがスタート。30㎏の石炭。担ぐがとてつもなく体に

キツい走るともっとキツい。250mまで何とか走る。折り返す。

すでに無理

とても決勝には行けない。行っても複雑・・・何とか走る。2分36秒で

ゴール。

終了後立っていることすらできません。

しばらく足が痙攣して歩くこともできません。

本当に苦しかった・・・

でもゴール後近くで見ていてくれた家族が労いの言葉をかけてくれた。

娘も「パパかっこ良かった」と褒めてくれた。

来年に向けていい目標ができた夏休みでした。

ちなみに50人参加中多分46位でした。

力を出しすぎた僕は、病名は書けない持病が悪化し、肩にもあざができて、函館ま

での車中も苦しみと闘うことに

ー北川ー